ビルドアップの奪い方

相手がサイドから繋いでくるビルドアップをしてくるチームの場合のチェイシングの仕方と奪い方の案です。

目的:
連動した守備で前からボールを奪いカウンターを仕掛ける
キーパーやサイドからの苦し紛れのパスをカットする

原則:
curved runでプレス
前線3枚でプレス
後ろ4枚は常にパスカットができるポジショニング
サイドにボールが出てからプレススタート


  • 相手のビルドアップ陣形:331
  • 相手のビルドアップ方式:サイドワイド

①相手がサイド2に出したところからスタート。ウイングは相手ウイングのコースを切りながらサイド2にプレス。いわゆる外切り。逆サイドの4に出させることが目的。
サイド2から相手センターバック3へのパスコースはFWが、フリーマン7へのコースはフリーマンがそれぞれを切る。よってポジションは相手の背後ではなく、ボールサイドのやや後ろに付ける。(下の図は良くないポジショニング。7は7の左側後方につけ前で奪う準備)
②サイド2からキーパーに出る。
ウイング6はサイド2のコースを切りながらキーパーにプレス。FWはセンターバックへのコースを切りながらキーパーにプレス。サイド4に出させることが目的。この時点でキーパーからロングが出た場合には3バックが回収する。オフェンス陣はプレスバック。
③キーパーからサイド4にボールが出る。サイド4に対しウイング5が相手ウイング6のコースを外切りながら強めにプレス。FWはセンターバックのコースを切りながら強めにプレス。
④サイド4はドリブルをしてきた場合は5、8の二人で奪う。相手フリーマンに苦し紛れのボールが出た場合はフリーマンが前でパスカットする。ロングが出た場合には3バックが回収する。
⑤フリーマンが回収した場合、カウンターに移行する。センターの脇をFWとサイド6で攻略する。出せない場合、やり直す。

  • 相手のビルドアップ陣形:2131
  • 相手のビルドアップ方式:サイドペナ受け
①サイド2にボールが出たところからスタート。ウイング6が相手ウイング5のコースを切りながらプレス。サイド4に出させることが目的。センターバック3に出た場合、FWがプレスするため、FWは極力前に陣取ること。
②サイド2もしくはセンター3からサイド4にパスが出る。
③サイド4に対しウイング5はウイング6のコースを切りながら強めにプレス。FW8はリベロ3のコースを切りながらプレス。
③サイド4はドリブルをしてきた場合は5、8の二人で奪う。相手フリーマンに苦し紛れのボールが出た場合はフリーマンが前でパスカットする。ロングが出た場合には3バックが回収する。
④サイド4がキーパーに戻した場合、ウイング5はサイド4のコースを切りながらキーパーにプレス。サイド2に苦し紛れのパスが出る場合に備え、ウイング6は2のマークをする。キーパーからロングが出た場合に備え相手ウイングにはサイドバックがマークして回収する。

ハマらない状況:
  • 相手サイドバックがファーの逆サイド4に正確なサイドチェンジができる場合
  • 相手サイドバック4がドリブルで剥がせる場合
  • プレスが連動しない場合
  • curved runの質が低い場合
  • パスカットできるポジショニングができていない場合
※言い換えると我々がビルドアップをする際には、サイドバックが逆サイドにサイドチェンジすること、ドリブルでプレスを剥がすことができれば、相手のディフェンスを回避できる。

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